寝屋川市の淀川河川公園のあたりを見ていたところ、なにやらストリートビューにトゲトゲとした特徴的な形状の部分(図1)があったので、拡大してみたところ、これまでになく非道な撮影事例であることに気付いた。
これはいったい何なのかというと、これは公道でないどころか、道路ですらない、いやそれどころか道ですらないもので、住居の駐車場前の空き地(車が出入りするため舗装されているところ)をくまなく全部走行し、そこから見える住居の様子を撮影しまくったものだ。
この事例に気付いたのは先月のことだったが、思い出して再び見に行ってみたところ、ほとんどの場所が「この画像はなくなりました」になっていた。
ほとんどの場所が「この画像はなくなりました」になっているにもかかわらず、なぜか、1つのブロックだけ残されている。
住人の希望で残されたものか、グーグル株式会社のいつもの小鳥並みの仕事のせいなのかわからないが、ここだけでなく、他のブロックも同様に撮影カーは走破しており、通常なら常識的に写真撮影されることなどないであろう、住宅の様子が撮影され公開されている。
グーグル株式会社が9月に記者会見で述べた言い訳が口から出任せの大嘘であることは明白である。
――ネット上では「公道以外で撮影された画像がある」との指摘もある。撮影者に対してはどのように指示をしているのか。
Walker氏 ドライバーには運転前にグーグルのトレーニングを受けてもらっている。もちろん、「公道以外は撮影しない」が基本だ。現場では、標識と地図でベストな判断をしているが、まれに公道と私道の区別が難しい場合もある。そうした道路に関する情報を、もしお持ちであれば、ぜひ我々に教えていただきたい。何らかのミスがあった場合には、削除で対応させていただく。
前回の事例に続き、情報提供者の方が他にもたくさんの事例があるとしてご自身のブログに綴られている。車両通行止めについて、代表的な事例を選び出すと以下などがある。
ロケーションビューは中間点〜南端のみ走破している。
さすがグーグル様!!と思いきや、ロケーションビューも入っていた。
どうやら交通規制の無視も私有地進入同様に無数にあるようだ。
また、他の情報提供者からのタレコミもあった。横浜の山下埠頭の「港湾関係者以外立入禁止」区域に入り込んでいるようだ。黄色の巨大なゲートがあり、両側に立入禁止の標識がいくつもある。
奥深くまで入り込んで走り回ったようだ。
高木さんの指摘しているグーグルの「駐車場荒らし」事例は、どうやら例外ではないようだ。
(川崎)市営中野島多摩川住宅1号棟も該当する。リンク先はあえて、入り口部分の公道に..
【 後日記 】 高木氏が暴走しつつある。鵜の目鷹の目で、Google の撮影車両の経路を追跡している。撮影の違法性を徹底的にあばきたいらしい。しかし、本項で述べたように、撮影などということは、しょせんは副次的な事柄なのだ。