名古屋を離れてすっかり忘却していたあの喫茶店のスパゲッティの味。実は「あんかけスパ」と呼ばれる名古屋固有の特殊な料理だと理解したのは数年前。ココイチが「パスタデココ」なる店を始め、虎ノ門に店があると知り、霞ヶ関に用事があった帰りに何回か行っていた。その後、秋葉原へ転勤になると、近くに末広町店があるというので、ランチに嫌がる職場の同僚を引き連れて食べに行っていた。その店が1年前に閉店。閉店を惜しんで買った店頭売りのレトルトソースが、賞味期限切れになっていた。
というわけで食べてみた。本場は 2.2 mm のスパゲッティを使用するそうだが、ないので De Cecco の No.12 を使用。
パスタデココでは小さなソーセージを使用していたが、記憶にある馴染みの店*1では極太のジャンボフランクが2本にソースだけというスタイルだったのを思い出し、両方を再現すべく、ジャンボフランク + 炒め野菜にした。
ジャンボフランクを焼きながら、玉ねぎと、ピーマン、赤ピーマン、マッシュルーム、ベーコンを炒め(胡椒で味付け)、これをボールに移して、残った油にオリーブオイルを足して、茹で上がったスパゲッティをさっと炒める。スパゲッティの上に具を盛り付け、暖めておいたソースを周囲に垂らして完成。
うまい。炒めたスパゲッティもうまいかも。でもソースがちょっといまいちかなあ。やはりレトルトでは再現しきれていないのだろうか。
「ヨコイのソース」が有名でしばしば耳にはしていたけど、店には行ったことがない。調べてみると、他に、コーミソースのコーミが出しているソースがあるようだ。「あんかけスパ レトルト」で検索してみると他にもいろいろあるようだ。
それにしても、末広町店は閉店するし、パスタデココは愛知県以外にはほとんど進出していない。レトルトソースも他地域では売られていないようだし、どうして他の地域に広がらないのだろう? 名古屋にいたときは興味を持たなかったが、今となっては通販ででも入手したいところ。実家の地域でも売ってるだろうか。