このブログも始めて4年半になるが、一昨日、初めていわゆる「削除依頼」を受け取った。というわけで、17日の日記に追記した。
それはともかく、その追記を書いている際に、iPod touch の Safariにセキュリティに関わるバグを発見した。これは、脆弱性と言うこともできるバグではあるが、この事実を公表することにより増大し得る危険性の差分が十分に小さいのに対して、この事実の公表で利用者が自衛できるようになることによる安全性の向上の方が十分に大きいと判断し、以下にこの事実を記す。
iPod touchで https:// のサイトに接続した際、SSLのサーバ証明書の異常を示す警告(通信路上で盗聴等が行われようとしている可能性を示す)が出たとする。ここで「キャンセル」「続ける」のどちらのボタンもタッチせずに、本体下部にある「□」印の物理ボタンを押すと、どうなるか。
「□」ボタンを押すとメニュー画面に戻るので、ここで「Safari」アイコンをタッチすると、直前に表示していたWebサイトが現れるが、ここで、さきほどのリンクをタッチして再び同じ https:// サイトにアクセスしようとしてしまったとする。
すると、本来ならば再び「オレオレ警告」が出なくてはならないのに、警告が出ずに、ページにアクセスしてしまう。(ただし日本語テキストの文字化けすることがあるようだ。)
したがって、オレオレ警告が出ている最中に「□」ボタンを押してはいけない。もし押してしまったら、その後は同じ https:// サイトへ行かないように注意しなくてはならない。
これは、https:// サイトをブックマークしている場合にも同様に注意が必要だ。ブックマークからいつものログインサイトを選択したときに、もし「オレオレ警告」が出たら「キャンセル」を押さないといけないが、慌てて「□」ボタンを押してしまうと、その後再びブックマークから同じログインサイトへ行ったとき、警告が出ず、盗聴されているのに気づかずにパスワードを送信してしまうという事態が起こり得る*1。
ブラウザを再起動すれば元の状態に戻るが、iPod touchの Safariには終了の機能がないようなので、Safariがクラッシュして落ちるのを待つか、iPod touch自体の電源を完全に切る必要がある。本体上部左にある物理ボタンを長押し(数秒間)して、「電源オフ」の赤スライダを出して、それをスライドさせて切る。(電源を入れるには再び長押しする。)
脆弱性として扱われるかはわからないが、念のため、IPAの脆弱性届出窓口に届け出て製品開発者に修正を促してみる。
iPod touchで Safariを終了させる機能が存在することをある方からメールで教えていただいた。
Safari使用中に本体下部の「□」ボタンを長押し(5秒ほど)すると、Safariを強制終了させることができるようだ。その後 Safariを使用してみると、上記の方法で再起動したのと同じ状態になった。
*1 文字化けが起きない場合。また、テキストの文字化けが起きていても(画像ばかりの画面などの原因で)気づかない場合。
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