アイコンやロゴのデザインは外注した。今回はその他の費用を含めてけっこうな額の私財を投じてしまった。
デバッグは終了。あとは、コード署名用クラス2証明書を取得するための、StartCom CAからの本人確認の郵便物が届くのを待つのみ。間に合うのだろうか。*1
今回、Winnyプロトコル互換の閲覧ソフト「Nyzilla」を一般公開することにより、少なからず、Winnyネットワークの観測結果に影響を及ぼす可能性があります。すなわち、Nyzillaの利用者がWinny利用者として計数され、無視できない数に及ぶ可能性を否定しきれません。できるだけその影響を小さくするために、いくつかの工夫を施しています。
(1) Nyzillaは、標準設定ではPort0接続だけを使用するようになっています。Nyzilla利用者がデフォルト設定の『「Port0」接続だけを使用する(推奨)』のまま使用している場合には、そのNyzillaのIPアドレスとポートが、Winnyノードとして他のWinnyノード(接続先の隣のノード)に伝達されるという事態(コマンド4による伝達)は生じないはずです。したがって、アクティブ型クローラ(パッシブ型ではない)が、Nyzilla利用者をWinnyノードとして観測することはないはずと考えます。*2
(2) 利用者が設定を変更し、『「Port0」接続だけを使用する』をオフにした場合、Nyzilla利用者のIPアドレスとポートは、Winnyノードとして他のWinnyノードに伝達されます。その結果、複数のWinnyノードから、当該NyzillaノードのIPアドレスとポートを示すコマンド4が観測される事態になると思われます。ここで、コマンド4の内容からNyzillaであること(通常のWinnyでないこと)を判別できるよう工夫しておきました。リリースされたNyzillaのアクティブ接続の挙動をご確認ください。
(3) また、利用者が『「Port0」接続だけを使用する』をオフにすると、Nyzilla上で待ち受け接続(ポート番号は7743で固定)が開始されます*3。利用者がいわゆる「ポート開放」をしている場合、クローラは、Nyzillaノードにも接続することになります。このときも、(2)と同様の方法*4で、Nyzillaであること(通常のWinnyでないこと)を識別できるよう工夫しておきました。リリースされたNyzillaのパッシブ(待ち受け)接続の挙動をご確認ください。
この情報は、こちらで既に把握している関係者の方々には個別にご連絡します。*5