今日は電車で出かけたので、JR駅のSuica対応券売機の履歴印字機能を試してきた。5月7日の日記に書いたように、CLIEなどで「SFCard Viewer」を使うとSuicaの入退場履歴を閲覧できることから、カード内に履歴が記録されていることは確かだ。SFCard Viewerでは、直近最大20件までの履歴が表示されるのだが、駅の券売機は、50件まで印字されるものだった。この違いはなんなのか。
カードにはじつは50件まで記録されていて、SFCard Viewerが20件までしか表示しないだけなのか、それとも、駅の券売機では、カードのIDを元にオンラインで検索されて、50件まで引き出せるようになっているのか。それが不明だ。
印字機能を試したのは、時刻が印字されるかどうかを確かめたかったからだ。やってみると、日付だけで時刻は印字されない。そこで、せっかくなので、駅員さんに尋ねてみた。親切な駅員さんで、私の「このカードには日付だけでなく時刻も記録されているのでしょうか」という不審な質問に怪訝な顔をすることもなく試してくださった。
駅員が操作する装置で表示させると、現時点の入場時刻(入場中に尋ねたのだ)と、直前1回分の入場と退場時の時刻が表示されたそうだ。それより前の履歴の時刻は表示されなかったという。ただ、これがそれより前の時刻まで記録されていないことの保証にはならない。また、これがカードに記録されている情報だったかも確かではない。この装置がオンラインで検索した可能性も残る。
仕事から帰ってきてから、もう一度同じ駅で履歴印字を試してみた。今度は、古いタイプの券売機の方を使ってみた。すると、「問い合わせ中」という画面が2秒間ほど表示された。オンラインで検索しているのだろうか。
昼飯にと、某コンビニでおにぎりとから揚げを買った。店員さんは50代後半とおぼしきお婆さん。おにぎりを温めてと言ったのに、おにぎりをレンジに入れずに、から揚げを取り出しに行っている。「先におにぎりをレンジに入れてからから揚げの処理を開始せんかいゴルア」と、おもわずクリティカルパスが頭に浮かんでしまうが、まあ田舎の不慣れな婆さんだなと黙って見ていた。
すると、婆さんが、「から揚げは30円引きです」と言って、小さなチケットをくれた。とっさにそれがどういうことかわからなかった。「次回割引ってこと?」「くじでも引くの?」と疑問を浮かべていると、婆さんが説明を始めた。「今、○○茶を買うと、から揚げが30円引きになるんです。でもお茶を買うお客さんはみなさん、から揚げはいらないというので……。」
つまり、他の客がいらないと言った割引券を、レジ横の箱に溜め込んで、他の客に使わせているわけだ。「ええ? そんなことしちゃだめでしょ。だって、これは、から揚げを買う気のない客にから揚げを買わせるキャンペーンとしてやっているんでしょ?」とおもわず注意してしまった。
店を去りながら、なぜか30年前通学路にあった駄菓子屋の婆さんが頭に浮かんできた。駄菓子屋の婆さんならどうしただろうかと考えてみる。客に同化して割引券を融通するか、それとも、複雑なルールの割引システムを客に適用するか……。まあ、駄菓子屋の婆さんといえどプロの商売人なんだから、後者でしょうな。変なゲームとかいっぱいあったしなあ。でも、たまにはズルさせてくれてたような。