実家に帰省すると、蔵の不要物を整理することに。
奥の方にしまってあった PC-8001が出てきたので、この際復活させようと部屋に持ってきた。モニタディスプレイとフロッピーディスクドライブ、ケーブルも見つかったので、接続しておそるおそる電源を入れてみると……
だめだ。モニタも本体も壊れているもよう。ガックリ。フロッピーディスク内のデータを吸い出したいのだが残念。PC-8801mkIIの復活も試みてみよう。そっちで読めるかも。
とりあえず思い出は写真に収めておこう。デジカメの進歩に感謝。
行き当たりばったりで改造した本体内。行きつけのゲームセンターのおじさんから譲り受けた8方向レバースイッチを、そのままキーボードの「2」「4」「6」「8」に接続。つないだリード線を固定しないという杜撰さがお子様的。
D780C-1(Z80A互換品)が載っている左の写真は PCG-8100の一部。CPUをソケットから外して換わりにこの基盤を挿し、基板上のソケットにCPUを挿せという構造。上部のフラットケーブルでPCG-8100本体とつながっている。この基盤を外したのが右の写真。下にはADDCOMサウンドユニットが挿さっている。
PCG-8100はPC-8001と同時に購入したのだが、後から買ったADDCOMサウンドユニットの封を開けて愕然。CPUを外してサウンドユニットを挟めという、PCGと同じ構造。両方使うにはどうしたらいいのかと。「これは二段重ねにするしかない……しかしそんな接続して大丈夫なの?」と不安。一晩迷った上、大丈夫なはずだと確信して挿してみるとちゃんと動いたのだった。後から思えばずいぶんな大博打だったなと。
左に並んでいるのがメインメモリ。D416C が16個。16KビットのDRAMだ。
キャラクタROMがPCG本体に移設され、青いケーブルでつながれている。その他の杜撰な接続は独自改造部分。青いコネクタ左下角から出ている白いリード線は、青いコネクタのピンを1本折ってしまったために別途自力で接続したもの。
サウンドユニットとPCGを二段重ねにしたため蓋が閉まらなくなってしまった。上の写真のように、本体基盤のへりに蓋を乗っける状態でいつも使っていた。ときどきガタンと外れたりしていたが、よくそれで壊れなかったなと。もうちょっと工夫のしようがあっただろうにと今は思うが、そこはお子様だった。
拡張バスにはフロッピーディスクドライブ用のI/Oポートユニットを接続し、その間に自作の8KバイトSRAMボード(6000-7FFF用)を挟んだ。こういう接続がアリなのか今もよくわかっていない。
PCG-8100をフルドットカラーに改造*1した様子。本体前部のスイッチが ON-OFF-ONの6Pタイプに付け替えられているところがミソ。右に倒すとPCGオフ、中立位置で通常のPCG、左に倒すとフルドットカラーのPCGとなるようになっていた。
ケーブルコネクタを買い忘れたため、ICソケットでコネクタ代わりにするという杜撰さ。動けばいい。繋げば動くだろうというノリだった。ケーブルもICの足に直付け。
*1 月刊I/O誌、1983年12月号掲載。