野村総合研究所はWebサイトの「サイト利用規定」で、リンクについて「必ず事前に文書で申し出よ」と定めている。
2.リンク
・当ウェブサイトへのリンクをご希望の場合は、必ず事前に、文書にて当社までお申し出ください。その際、お名前、ご連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)、リンクを設定するページのURL、ウェブサイトの内容とリンクの目的を明記して下さい。
そこで、文書で申し出た。
返事はないが、許諾を得よと書かれているわけでもないし、このままリンクして批判する。
野村総合研究所は、一方で「Web 2.0」、「ユビキタス」などと宣教していながら、他方では自身のWebサイトにおいて、リンクの際に「必ず事前に文書で申し出よ」と要求し、かつ、ディープリンクは原則的に認めないなどという「Web 0.0」のごとき利用規定を掲示しており、これが悪例となって他のサイトに波及しかねないという点でインターネット社会の癌となっている。
ちなみに、他の「○○総合研究所」がどうなっているのか、Googleで「総合研究所」で検索したときのヒット順で調べてみた。
上記の通り。
MRIサイトへのリンクは原則として自由です。ただし、編集意図が正しく伝わらなくなるおそれがあること等から、途中のページやページ内のコンテンツそのものにリンクを張ることはお断りします。またMRIサイトの趣旨に合わないウェブサイトの場合、リンクをお断りすることがあります。
とある。「途中のページ」とは何か?
(1) 当Webサイトへのリンク先URLは、原則として「http://www.jri.co.jp/」とします。
(2) 当社名を用いてリンクをはる場合はHTMLに以下の記述を行ってください。
<a href="http://www.jri.co.jp/">日本総研</a>
(以下略)
としている。「リンクといえばリンク集の話」と勘違いしている疑いあり。
「リンクについて」では、「当サイトからリンクを貼(原文まま)っている、当社以外のサイトの内容は」と、本来「リンクについて」に書くのに相応しいまっとうな注意書きが先に書かれている。続く、「当サイトにリンクする場合には」では、リンクされると嫌なサイトを列挙している。
当ウェブサイトへのリンクをご希望の場合は、必ず事前に、文書にて当社までお申し出ください。その際、お名前、ご連絡先(住所・電話番号・メールアドレス)、リンクを設定するページのURL、ウェブサイトの内容とリンクの目的を明記して下さい。
と、野村総研と一字一句違わない同一の文章が使用されている。