総務省総合通信基盤局電波部電波政策課が7月3日に発表した、情報通信審議会電波政策特別部会の「「電波政策ビジョン(素案)」に対する意見募集の結果」の意見提出者一覧に、北陸無線データ通信協議会の小西氏の意見書(PDF)が置かれている。このPDFファイルだが、3ページ目と4ページ目に墨塗り部分がある。ここで、Acrobatの検索ボタンを押して「ソフトバンクBB」、「株式会社メルコ」で検索してみるとどうだろうか。
その段落の下には、
※事務局注:個別の企業名につきましては、削除させていただきます。
とあるが、削除せずにフォントの背景色を黒にしたといったところか。このケースではたいして問題でないが、以下のような先例もあるだけに、行政文書の墨塗り方法は、やはり、ガイドライン化と、セキュリティポリシーへの盛り込みが必要ではなかろうか。こういうのはISMSには含まれているだろうか。
朝日新聞の記事から引用すると、「担当者が表計算ソフトで開示状況の一覧を作る際、氏名部分を削除せずに「非表示」の操作をしただけだったため、HPにアクセスした人が画面を操作すれば、再び「表示」に切り替えられた」のだそうだ。...
操作なんかしなくても丸出しなんですけど (スコア:4, 参考になる)
Anonymous Coward のコメント: 2002年06月02日 3時19分今時の Excel は、ファイルを .html で保存しても、もう一度 Excel で開けばまた元のワークブックに戻るようになってる。
数式も振り仮名も非表示セルのコンテンツも、全部 .html 中に保存しているんだ。元データなんかいらない。
だから非表示にしたデータは、.html をExcel で開いて再表示すれば何の苦労も無く読み出せる。むしろ Excel なんか使わなくても、html ソースを見れば丸出しっす。
都によると、25日から公開された一覧表には(1)個人またはグループ名と人数(2)大道芸のジャンル(3)連絡先――が掲載されていたが、一定の操作をすれば「非表示」となっている本名、職業、住所などの情報が閲覧できるようになっていた。
ニューヨーク・タイムズ紙は、200ページにわたるPDFファイルの中に登場する諜報員たちの氏名を黒く塗りつぶしていた。ところが、ダウンロード中にページを「フリーズ」させると、下に書かれている名前がはっきり読みとれたのだ。
26日(米国時間)、司法省はオンラインに51ページのPDFファイルを掲載した。この文書の中では、メンバーの氏名、電話番号、それに米政府の秘密情報取り扱い許可といったプロジェクト情報が、太い黒線で消されていた。
しかし結局のところ、この情報は「削除」などされてはいなかった。米アドビシステムズ社が提供するソフトウェア――あるいはテキストエディターとほんの少しの時間――があれば、誰でも元のままの文書を見ることができるのだ。
5月12日の日記に頂いたコメントによれば、「はてなダイアリーへの要望」というキーワードをこのように本文中に書いておくと、運営者の目にも触れるらしい。
編集画面に表示される「リンク元」の数には上限があるらしい。350件ほどを超えるとそれ以上表示されなくなる。ちょっと寂しい。個人的にはアンテナのリンク元は非表示にしたいところ。だけど、アンテナかどうかはアドホックにしか判定できないだろう。とりあえず、はてなアンテナだけでも非表示にする機能は加えられないものだろうか。
あと、既に多数出ている要望と思われるが、「/~foo」と「/%7Efoo」が別々に集計されてしまっているのは簡単に解決できるのではないか。