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高木浩光@自宅の日記

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2009年09月23日

Nyzillaを改良

Nyzilla」をリリースに向けて改良。

画面キャプチャ
図1: Nyzilla作成中テスト画面(無作為に選んだ接続先でテストした際のもの)

ウィンドウひとつに接続先を1つと固定して、Winnyプロトコルで当該ノードだけに接続。応答メッセージから、当該ノードがソースとなっているキーを抽出して表示。1ホップ検索クエリ(当該ノードにしか届かない検索クエリ)を出して、特定のキーワードにマッチするキーの応答を求めることもできる。同時に、応答メッセージから他のノードのアドレスを集約して「他のノード」に表示。そこからノードを選んでダブルクリックすると別ウィンドウとして開く。ダウンロード機能はない。

今回初めてNetBeans IDEを使って開発してみた。Macでの見栄えもよい。しばらく見ないうちにものすごく使いやすくなっていた。GUIビルダなんて使い物になるのかなと思っていたけれど、1日でどうにか使えるようになった。国際化作業も簡単にできるし、JavaのエディタもEclipseよりも使いやすいような感じがした。JTableはほとんど自動で作れるような感じだけども、やりたいことをやるには、TableModelから作らないと駄目っぽい。ここで時間切れ。

関連:

  • Winnyの可視化と無断リンク禁止厨の共通関係に見る問題の本質, 2006年6月11日の日記
  • 金子勇, Winnyの技術, アスキー, 2005年

    しかしWinnyの場合、通信相手は不特定であり、Winnyプロトコルを使う誰もが通信相手になれます。たとえば、Winnyプロトコルを真似てWinnyノードに接続するようなプログラムの作成ができれば、接続相手のキャッシュファイルを観察することも可能です。このため、たとえどんなに強い暗号方式で通信内容を暗号化したとしても、通信相手は解読可能であり、通信内容は隠しようがありません。

    また、Winnyのキャッシュファイルは、そもそも公開されているデータと考えるべきです。

    金子勇著「Winnyの技術」p.151より


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